発達相談を通じて特性を理解 接し方を変えたことでトラブルがなくなる

5歳

2017年生まれの長男と2021年生まれの次男がいるMさん。長男が1歳のころから「周りの子と違うのでは?」と感じており、5歳で発達相談を受けることになりました。

発達相談および発達検査を受けるための手続きや、相談内容、その後の変化などをうかがいました。

幼稚園に勧められ、自治体の発達相談に連絡

長男が5歳・年中のときに、同じ子に対して続けて手を出してしまったことから、幼稚園に発達相談を勧められたMさん。

自治体の「ことばと発達の相談室」に電話をかけると、担当者から1~2週間後に連絡をもらえることに。

その電話で、相談に至った経緯や気になっていること、幼稚園での困り事、乳児期のことなどを20分間ほど話しました。

<電話の内容>

  • どんな困りごとがあるか
  • 危険行動はあるか
  • 言葉の発達
  • 幼稚園に確認すること
  • 幼稚園に共有すること
  • 今後の流れ
  • 持ち物

親子面談では、いつもと違う「いい子」な様子

そして、初めて電話をかけてから約3ヶ月後、親子で面談を受けることになりました。

面談は、Mさんと夫、長男、連れて行った次男、相談員が個室で行いました。

まずは相談員が長男に質問をして、たわいのない話をしました。長男はきちんと椅子に座って、コミュニケーションもとれています。相談員もMさんも、本当に困り事があるのかと思うほど「いい子」でした。

その後、Mさんへの聞き取りがあり、その後、WISC検査を受けることになりました。

<親子面談での聞き取り内容>

  • どんな困りごとがあるか
  • 危険行動はあるか
  • 家での様子
  • 言葉の発達、理解

<当時の困り事>

  • 自分の思い通りにならないことがあると、つねったり、叩いたりしてしまう
  • 小児科で椅子にじっと座っていられない

<幼稚園に確認すること>

  • 衝動性が出るのはどんな場面か
  • 椅子にじっと座っていられるか
  • 集団行動の際に、気になる点はあるか

WISC検査実施 幼稚園にも共有し、見守る体制を構築

電話での聞き取りと親子面談を経て、5歳8ヶ月のときにWISCを受けました。

検査結果では、知能や検査中の態度は問題なし。衝動性は検査では判断できず、様子を見ていくことになりました。

また、検査の結果を幼稚園にも結果を共有し、気を付けてほしいことお願いするとよいとアドバイスも受けました。

さらに、半年後に再度面談があること、次回面談前でも困ったら相談できることも伝えられ、Mさんは相談できる場があることに安堵したと言います。

幼稚園には、①見通しを立てて伝えること(わからないとパニックになり癇癪を起こしてしまう)、②お友達に手を出したらどうなるか教えることをお願いしました。

幼稚園も一緒に見守ってくれる体制ができ、長男のことを把握してくれていることに、安心感が生まれました。

周囲の接し方が変わり、トラブルがなくなる

面談と検査を経て、幼稚園やMさん自身の接し方も変わりました。

その結果、自宅ではときどき癇癪を起こしたり、次男に手を出したりしてしまうことはありましたが、幼稚園でのトラブルはなくなりました。

先生が見通しをもたせるようにしてくれたこと、手を出すとどうなるかを長男自身が理解したことで、今までならトラブルになっていた場面でも抑えられるようになったのです。

周囲が特性を理解して接することで、こんなにも変わるのだと驚きました。

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